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Microsoft Azure ExpressRoute への接続

Megaport を使用すると、 データセンターとMicrosoft Azure間の高速で安全なプライベート接続のプロビジョニングが容易になり、 世界中の何百もの拠点からAzureのプライベートリソースおよびMicrosoftのパブリックリソースへの 専用アクセスが提供されます。

Azure ExpressRoute接続の概要

Megaportでは、ExpressRouteへの2種類の接続を提供しています。Megaportを介してMicrosoft Cloudへの仮想相互接続を注文するか、ポイントツーポイントイーサネットリンク(ExpressRoute Direct)を介してMicrosoft Cloudに直接接続できます。

このトピックでは、VXCを介したAzureへの接続について説明します。直接接続の詳細については、Microsoft Azure ExpressRouteの直接接続の設定を参照してください。

Megaportを使用したExpressRouteでMicrosoft Cloud(Azure)に接続する場合、 VXCが接続のレイヤー2コンポーネントを形成し、 顧客とAzure間で直接レイヤー3のBGP接続が 確立されます。

ExpressRoute接続には2つの要素が関係しています。1つ 目は ExpressRouteプラン で、Microsoftから直接請求されます。(正確な価格設定になるように、 正しい地域と通貨を選択してください)。2つ目は、ExpressRouteの場所に接続するための Megaportを使用したVXCです。

ExpressRouteのサブスクリプションごとに、Microsoft Cloud側の2つの仮想ポートが含まれています。Microsoft は ExpressRoute の接続に関する SLA を提供していますが、これに準拠するには、冗長性を確保するために Microsoft の各仮想ポートに ExpressRoute VXC を展開する必要があります。

Megaportは、AzureプライベートおよびMicrosoft(パブリック)ピアリングの、両方の ピアリングインターフェイスへのExpressRouteアクセスをサポートしています。Azureプライベートは 承認を必要としないためすぐに利用できますが、Microsoft(パブリック)ピアリングには、 MicrosoftによるパブリックIPスペースの手動検証が必要で、 一部のパブリックエンドポイント(Office 365など)では追加の検証が必要となります。 これらのピアリングインターフェイスは両方とも、802.1adの設定を使用して 単一のVXCを介して配信されます。ExpressRouteの回線をプロビジョニングする際には、1つの回線に複数のVNETを接続することができます(デフォルトでは10までですが、プランによってはそれ以上も可能です)。

次の図は、一般的な ExpressRoute の構築を示しています。

ExpressRouteの構築

注意

Microsoftに接続するVXCには、2つの「内部」VLANが含まれています。これらは C-Tagged VLANと呼ばれ、Azureコンソールで 設定されます。「外部」VLANタグはS-Tagと呼ばれ、Megaport Portalの VXCに割り当てられたVLANです。

ExpressRoute接続の作成

ExpressRoute接続を構築するには、ExpressRouteプランを選択し、 Azure Portal で ExpressRoute 回線を構築する必要があります。構築すると、サービスキーを取得します。サービスキーをコピーして、Megaport Portalにログインします。

ExpressRouteへの接続を作成するには

  1. Megaport Portal で、 「 Services(サービス)」ページに移動し、使用するポートを選択します。
    ポートをまだ作成していない場合は、 ポートの作成をご参照ください。
  2. ポートのVXC接続を追加します。
    +Connection(+接続)」、「Cloud(クラウド)」、「Azure ExpressRoute」の順にクリックします。
    接続を追加する

  3. ExpressRouteサービスキーをMicrosoft Azureサービスキーのフィールドに追加します。 追加します。

    ポータルはキーを確認してから、ExpressRouteリージョンに基づいて ポータルはキーを確認してから、Azure PortalでExpressPortを作成したときに選択したピアリングロケーションに基づいて、利用可能なポートを表示します。例えば、ExpressRouteサービスがシドニーのピアリングロケーションに展開されている場合は、シドニーのターゲットのみを選択することができます。

  4. 最初の接続の接続ポイントを選択します。

    設定画面には、Azure Resource Managerコンソールやチュートリアルビデオなどの リソースへの便利なリンクが 表示されます。

  5. 次の接続の詳細を指定します。

    • Connection Name (接続名) – Megaport Portal に表示される VXC の名前です。

    • Service Level Reference (サービス レベル参照) (オプション) – コスト センター番号や一意の顧客 ID など、請求目的で使用する VXC の識別番号を指定します。サービス レベル参照番号は、請求書の「Product (プロダクト)」セクションの各サービスに表示されます。また、既存のサービスのこのフィールドを編集することもできます。

      注意

      パートナー マネージド アカウントは、サービスにパートナー ディールを適用することができます。詳細については、『Applying a Deal to a Service (サービスへのディールの適用)』を参照してください。

    • Rate Limit (帯域制限) – これは Mbps 単位の接続速度です。Azure コンソールの設定から自動生成されます。

    • Preferred A-End VLAN (優先 A エンド VLAN) – デフォルトでは、Q-in-Q が有効になっています。この接続に未使用の VLAN ID を指定します (ExpressRoute の場合は、データ センターの S-Tag です)。この接続の一意の VLAN ID である必要があり、2 から 4093 の範囲で指定できます。Q-in-Q を有効にすると、Microsoft とプライベートの両方のピアリング、プライマリとセカンダリの両方の Azure ExpressRoute 回路を構築できるという利点がありますが、顧客側でデュアル タグを終端するには、ルーティングとスイッチングのハードウェアが Q-in-Q 対応でなければなりません。

      わかりやすくするために、お使いのオンプレミス デバイスは、内部 (C-Tag) と外部 (S-Tag) のタグで構成されています。対応する外部タグは、上記のように Megaport Portal で構成されます。内部タグは、Microsoft Azure Portal で ExpressRoute ピアリング VLAN ID の下でプロビジョニングされます。

  6. Next (次へ)」をクリックします。

  7. 2 つ目の接続を構築するには (これを推奨します)、サービス キーを再利用して、これらの手順を繰り返します。2 つ目の接続を追加することで、Azure ExpressRoute の SLA を確実に受信することができます。Azure は、単一接続に対する SLA を提供しません。

  8. Next(次へ)」をクリックして注文プロセスを続行します。

Q-in-Qに対応していない機器でのExpressRouteへの接続

Q-in-Qの技術を使用していない組織もあります。お使いの機器が Q-in-Q に対応していない場合は、このセクションで説明するオプションを参照してください。

単一 Azure ピアリング VLAN の構成

VXC をシングル タグ VLAN ソリューションで構成することができます。Azure でピアリングを構成するには、ポートの VLAN (A エンド) とピアの VLAN (B エンド) が必要です。なお、単一 Azure ピアリング VLAN では、VXC ごとに 1 つのピアリング タイプ (プライベートまたは Microsoft) しか使用できないため、両方のピアリング タイプを使用するには 2 つの VXC が必要となります。

Azure ピアリング VLAN

ヒント

単一 Azure ピアリング VLAN を使用することをお勧めします。このオプションは、完全な機能と最もシンプルな実装を提供します。単一 Azure ピアリング VLAN では、Q-in-Q 対応機器、MCR、タグなしポートを必要とせず、1 本の ER 回線でプライベートと Microsoft のピアリングを利用することができます。

注意

Azure サービス キーを複数回再利用して、プライマリおよびセカンダリ VXC と両方のピアリングをプロビジョニングすることができます。

例えば、Q-in-Q に対応していない環境で、プライベートと Microsoft のピアリングの両方を使用したい場合、単一 Azure ピアリング VLAN を使用して次の 4 つの VXC をプロビジョニングできます。

  • VXC 1 - B エンドの VLAN 100 があるプライマリ プライベート ピアリング。
  • VXC 2 - B エンドの VLAN 100 があるセカンダリ プライベート ピアリング。
  • VXC 3 - B エンドの VLAN 200 があるプライマリ Microsoft ピアリングで、プライマリ オプションを再利用。
  • VXC 4 - B エンドの VLAN 200 があるセカンダリ Microsoft ピアリングで、セカンダリ オプションを再利用。

Q-in-Q に対応していない機器で ExpressRoute へ接続する他のオプション

  • (優先 A エンドVLAN に「Untag (タグなし)」を選択して) 接続をタグなしにし、Microsoft Azure に専用ポートを割り当てることで、Q-in-Q の要件を取り除くことができます。Megaport は、トラフィックの方向に応じて、外部 VLAN の S-Tag を正しく適用または除去します。このポートでは 1 つの VXC しか構築できないため、拡張性に乏しく、Azure SLA を受信できないということになります。しかし、タグなし接続は一時的な解決策として役立ちます。

    VLANのタグ削除

  • Megaport Cloud Router (MCR) を構築することで、Q-in-Q に対応できるようにします。

注意

Q-in-Q の詳細については、 Q-in-Q の構成 を参照してください。

単一 Azure ピアリング VLAN の有効化

Azure ピアリング VLAN を有効にすると、Azure ExpressRoute の構成で選択したピアリング タイプの構成に対して (ステップ 8 で) 構成した値と一致する単一の Azure ピアリング VLAN を (Microsoft Azure Portal を介して) 指定することができます。

**単一 Azure ピアリング VLAN を有効化するには

  1. ExpressRouteへの接続を作成するにはのステップ1から5までの手順を実行します。

  2. 「AzureピアリングVLAN」で「Configure single Azure peering VLAN(単一のAzureピアリングVLANの作成)」オプションを有効にします。

    Azure ピアリング VLAN

  3. 必要な ExpressRoute ピアリングについて、2 から 4093 の範囲でピアリング VLAN タグを入力します。 Megaport はこれを利用して、B エンドの ExpressRoute ピアリング VLAN ID に直接マップバックするピアリング VLAN タグを設定します。タグは有効な ExpressRoute の VLAN ID である必要があり、正しいペアを構成するためには、VXC の Azure B エンドの VLAN ID と一致させる必要があります。

  4. Next (次へ)」をクリックします。
    月額料金を含む概要ページが表示されます。
  5. Back(戻る)」をクリックして変更を加えるか、「Add VXC(VXCを追加)」をクリックします。
  6. 2 つ目の接続を構築するには (これを推奨します)、2 つ目の VXC を作成します。同じサービスキーを入力し、もう一方の接続先を選択し、ステップ 3 で構成した ExpressRoute ピアリングに同じピアリング VLAN ID を入力します。
  7. Next(次へ)」をクリックして注文プロセスを続行します。
  8. Azure Portal でピアを構成し、C-Tag の VLAN ID を Megaport Portal で入力した単一 Azure ピアリング VLAN タグと一致させます。

    この図は、Azure PortalでVLAN C-Tagを設定したところです。
    Azure ピアリング VLAN

  9. オンプレミスの機器の設定を行います。

既存の 単一 Azure ピアリング VLAN を変更するには

  1. 「Services(サービス)」ページで、Megaport Portalの接続の横にある歯車アイコンをクリックします。
  2. 単一 Azure ピアリング VLAN ID を変更します。
  3. Save(保存)」をクリックします。
  4. Next (次へ)」をクリックします。
  5. Azure Portal でピアを構成し、C-Tag の VLAN ID を Megaport Portal で入力した単一 Azure ピアリング VLAN タグと一致させます。

単一 Azure ピアリング VLAN を確認するには

  • 「Services(サービス)」ページで、Megaport Portalの接続の横にある歯車アイコンをクリックします。
    「Connection Details (接続の詳細)」ページには、単一 Azure ピアリング VLAN の値が表示されます。

タグなしVXCのタグ付きVXCへの変換

タグなしVXCの既存のAzureサービスにタグを付けることができるようになり、物理的なポートを追加することなく、既存のポートに即座に追加サービスを発注できるようになりました。

重要

タグなしVXCをタグ付きVXCに変換すると、サービスが停止します。

既存のタグなしVXCをタグ付きVXCに変換するには

  1. 「Services(サービス)」ページで、Megaport Portalの接続の横にある歯車アイコンをクリックします。
  2. Untagの選択を無効にします。
  3. 顧客のMegaport側のVLANの、優先AエンドVLANタグを入力します。
  4. 単一 Azure ピアリング VLAN の設定の有効化
  5. ExpressRouteピアリングの、2~4093の範囲のピアリングLAN IDを入力します。
    Megaportはこれを利用して、BエンドのExpressRouteピアリングVLAN IDに直接マップバックするピアリングVLANタグを設定します。タグは有効なAzure ExpressRouteのVLAN IDである必要があり、正しい組み合わせを設定するためには、VXCのAzure BエンドのVLAN IDと一致させる必要があります。
  6. Save(保存)」をクリックします。
  7. Next (次へ)」をクリックします。
  8. Azure Portal でピアを構成し、C-Tag の VLAN ID を Megaport Portal で入力した単一 Azure ピアリング VLAN タグと一致させます。

参考文献


最終更新日: 2022-06-28