BGP セッション ルーティングの問題を伴う IX のトラブルシューティング
インターネット エクスチェンジ (IX) の BGP (Border Gateway Protocol) セッションでルーティングの問題が発生した場合は、以下のトラブルシューティングを実施します。
ヒント
Megaport は、ピアおよびネットワーク オペレーターが現在のルーティング状態を調査するために、ウェブでアクセス可能なパブリック MegaIX Looking Glass を運用しています。プライマリ ルート サーバーと冗長ルート サーバーの両方でライブ BGP データを照会できます。MegaIX Looking Glass。
トラブルシューティング
アクション | ステップ |
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BGP 構成を確認する | AS 番号、BGP IP アドレス、サブネット マスクを確認します。 |
TCP ポート 179 へのアクセスを確認する | BGP ネイバーは、TCP ポート 179 を使用して TCP セッションを確立します。
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BGP メッセージ タイプを確認する | BGP パケットでは以下のメッセージ タイプを使用します。
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MD5 認証を確認する |
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接続テストを実行する |
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BGP ログのエラー状態を探す | BGP プロトコルは、ホールド タイマーの期限切れ、ネイバー機能の変更、BGP セッションのリセット要求など、BGP セッションのエラーを検出すると、通知メッセージを送信します。エラーが検出されると、BGP セッションが終了します。 例えば、show log P-xxxxxと入力します。 詳細については、「インターネット エクスチェンジの概要」を参照してください。 |
次のステップ
トラブルシューティングを行っても問題が解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。サポートを依頼する前に、以下の情報を収集してください。
- 実施したすべてのトラブルシューティングの手順に関する詳細例えば、ループバックが設置されている場合は、その位置と向きを記録します。
- 問題が発生した日付、時刻、タイム ゾーンを記録します。
- BGP セッションがダウンしているかどうか
- BGP セッションがフラッピングしているかどうか例えば、ピアリングが確立した後にドロップし、再確立した後にドロップするかどうかping を使って、ネットワークのどこに問題があるかを特定してみます。
- BGP のルーティングに問題があるかどうか
以下の必要なデータを収集します
BGP の構成情報:
- VLAN 番号などのインターフェイス設定
- BGP の IP アドレスとサブネット マスク
- BGP ASN
- 広報される BGP ネットワーク アドレス
- BGP ネイバーの IP アドレスとサブネット マスク
- BGP ネイバーの AS 番号
- 受信する BGP ネイバーのネットワーク アドレス
- BGP ピア間の BGP 認証
- BGP 経路フィルタリングと操作 (該当する場合)
BGP コマンド出力やパケット キャプチャ情報:
- show IP BGP summary コマンドで BGP ネイバー テーブルと BGP 状態を調べる
- show IP BGP neighbors コマンドで BGP ネイバーの詳細を調べる
- BGP 関連のメッセージを表示するログ (show log P-xxxxx コマンドの出力)。
- BGP ルーティングに問題がある BGP ルーティング テーブル エントリ (show IP BGP コマンドの出力)
- BGP の広報済み経路 (show IP BGP neighbors <neighbor-ip-address> advertised-routes コマンドの出力)。
- BGP の受信済み経路 (show IP BGP neighbors <neighbor-ip-address> routes コマンドの出力)
- 両端のルーティング テーブル (show IP route < ip-address> コマンドの出力)
- 発信ホストと宛先ホスト間の Traceroute ログ
- 可能であれば、パケット キャプチャ ログ (ファイル サイズは最大 10 M)
最終更新日:
2022-02-04