IX 接続のトラブルシューティング
IX (インターネット エクスチェンジ) への接続の喪失は、ダウン ステータス、フラッピング、パケット損失、ネットワーク上のスパイク、レイヤー 2 ループなど、いくつかの問題によって引き起こされる可能性があります。
IX に接続の問題が発生した場合は、以下のトラブルシューティングを実施して原因を特定します。
ヒント
Megaport は、ピアおよびネットワークオペレーターが現在のルーティング状態を調査するために、Web アクセス可能なパブリック MegaIX Looking Glass を運用しています。プライマリ ルート サーバーと冗長ルート サーバーの両方でライブ BGP データを照会できます。MegaIX Looking Glass。
トラブルシューティング
アクション | ステップ |
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デバイスのインターフェイス、CRC エラー、パケット ドロップを確認する | インターフェイスの統計情報やログは、構内配線のどちら側に障害が発生しているかを特定し、その解決策を探るのに役立ちます。例えば、あるネットワーク インターフェイスで受信エラーが増加すると、一般的に特定の SFP (small form factor pluggable) トランシーバーは除外され、IX の他のコンポーネントに問題がある可能性を示します。 |
デバイスの光量レベルを確認する | 端末からの光量測定値は、閾値の範囲内にあるかどうかを把握するのに役立ちます。デバイスとポートのグラフにエラーがないか確認し、光量のグラフに履歴を表示します。 |
ルート サーバーおよび/またはバイラテラル ピアに対する ping テストを実行する | ping テストでは、特定の IP アドレスにデータ パケットを送信し、IP ネットワークのデバイス間の接続を確認したり、拒否したりすることができます。確認内容には、接続のレイテンシ (応答時間) が含まれます。顧客の IX サービス IP から以下の宛先に ping テストの出力を提供します:
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ルート サーバーおよび/またはバイラテラル ピアに対するレイヤー 2 接続の確認 (ARP) | レイヤー 2 は、WAN または LAN セグメント上のノード間のデータ フローを制御し、レイヤー 1 のエラーを検出し、場合によっては修正する役割を担っています。レイヤー 2 の接続の問題は、VXC の機能に影響を与える可能性があります。クラウド サービス プロバイダー (CSP) に接続する際には、VLAN の構成内容が正しいことを確認します。Q-in-Q を使用するため、Azure に接続する際には特に注意が必要です。 レイヤー 2 の接続の問題は、IX サービスにも影響を与えます。MAC アドレスは、Megaport で IX サービスを利用する際のデバイスの認証に使用されます。Megaport や他の組織とピアリングしている場合は、ネットワークの設計によって、Megaport Portal で正しい MAC アドレスが指定されていることを確認します。
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次のステップ
トラブルシューティングを行っても問題が解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。サポートを依頼する前に、以下の情報を収集してください。
- トラブルシューティングの結果 – 実施したすべてのトラブルシューティングの手順に関する詳細を提出します。例えば、ループが設置されている場合は、その位置と向きを記録します。
- ping テストの結果 – 顧客の IX サービス IP アドレスから以下の宛先に各 ping テストの出力を提供します。
- IX ネットワークのルート サーバー
- バイラテラル ピア
最終更新日:
2022-02-03